1998年12月13日 水沢競馬場


第12回東北サラブレッド3歳チャンピオン


最後方から圧勝   上山勢、初勝利ならず   父はアルカング   クローズアップ−長谷川太行
クローズアップ−長谷川太行

 で、勝ったハイテンションパルの鞍上は長谷川太行(もとゆき)。
 誰だよそれ、と、本人には申し訳ないが、正直わたしも思ってた。
 昭和48年2月生まれの25歳、A型。ここまで通算260勝。今年度は361戦21勝で、新潟では14位。重ね重ね本人には申し訳ないが、成績どおりの騎手である。

 重賞は、このハイテンションパルではじめて勝った。前走の新潟ジュニアカップと、この東北サラブレッド3歳チャンピオンのみ。と、本人は自信を持って言っていたが、調べたら96年の新潟ジュニアカップをライデンホースで勝ってるじゃねぇか。せっかくのタイトルを忘れるなっての。
 新潟県競馬の実況をやってる某氏に聞いたら、「他にもアラブかなんかの重賞勝ってなかったけ?」。が、そこまで調べてません。

 で、これだけの馬を離れた後方から追走して、3〜4コーナーで仕掛け、直線で差し切るという大胆さ。よほど神経がズ太いんだろうか。やや童顔で、外見からは想像できないけど。
 当然だが、ハイテンションパルを管理する堀川厩舎の所属。

 肝心のハイテンションパルは、これで7戦6勝。
 「冬はこのまま休ませて、春からのことは馬主さんと相談してこれから決めます。ちょっと体質が弱いところがあるんです」と、堀川師。

 ちなみに、このレースは東北ブロックの皐月賞トライアル出走馬選定レースになっていて、お決まりのように、「で、中央は?」という質問が出るのだが、そんな先のことはわからねーよ。というのが正直なところだろう。いや、わたしも質問したんだけれども…。
 3ヶ月の冬休みは、やっぱり長いっす。


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