第44回東京大賞典プレビュー


出走馬の選定について…   菅原勲騎手インタビュー   石崎隆之騎手インタビュー
菅原勲騎手インタビュー
12月13日、水沢競馬場にて

 帝王賞は勝てそうな競馬だったんだけど、アブクマに並ぶ間もなく交わされたんでね。あのときにアブクマはぜんぜん違う馬だなと思いました。でもまあ、メイセイも良くなってきた時期だったんで、これからもっと良くなればなんとかなるかなとも思いましたけど。
 その前の川崎記念のときは、ぜんぜん調子が良くないときだったんで、あれは番外。レースになってるのは帝王賞のときからですね。
 南部杯は、勝つには勝ったけど、まだ逆転したとは思ってないですね。誰だって思ってないでしょう。自分たちだって思ってないんだから。
 でも、今年の最終目標が東京大賞典だったんで、両方が調子良く出てきて、もう一回勝負したいなと思っていました。

 アブクマポーロについては、ほんとに強い馬だと思っています。レースを見てても強い競馬しますよね。最初対戦したときは、ぜんぜん違う次元の馬かなと思いましたね。
 まあ、その相手にしてもらえるだけでも嬉しいですね。メイセイオペラがそこまできただけでも凄いなと思うし。
 地方ではアブクマの次には強いと思ってるんで。たぶん対抗ぐらいの評価にはなると思うんですが、嬉しいですよね、そういう評価をしてもらえるのは。

 南部杯は、地元だったし、思いっきり、ハナに行こうと思ってたから、すべてがうまくいった感じ。直線も良く伸びて、楽勝の部類だったですけれども、今度はそうはいかないと思うんですよ。
 わりとノーマークでしたからね。アブクマの方はタイキをマークしてたらしいし、こっちは楽に行けましたから。今度はそうも行かないと思うんでね。ま、それをどれくらい耐えられるかですね。
 輸送にはまったく問題ないです。コースも帝王賞で経験してるんでね。
 右と左どちらかといえば、左回りの方がいいんですがね。ま、別に右回りが走らないとかじゃなくて、右回りより、わりと左の方が走るんですよね。
 今度は先頭には行かないと思います。枠順にもよるけど。でも内だったら少し追って、いい位置につけたいですね。外だったら内を見ながらという感じで。ま、3番手くらいまでにはつけたいですね。
 距離は2000がちょうどいいと思います。道中ちょっと楽できる部分があるんで、そのほうがいいかなと。
 東京大賞典は、とにかく今年の目標にしていたんで、ぜひ勝ちたいとは思っています。

 メイセイは、それほどまだ使われてないし、レースするごとに力をつけてるし、もっともっと強い相手とレースをすれば、少々強い相手でもイイ勝負するんじゃないかと思うんですけどね。自分たちが思っている以上に、成長してますから。
 自分の能力をぜんぶ出す馬なんで、乗りやすいというか、ずるいところがないんですね。精一杯やるタイプなんで。今のところは何の注文もないです。

 ドバイは、行きたいですね。乗り役としては、なかなか行ける機会もないだろうし、ぜひ行ってみたいという気持ちはあります。
 ま、ドバイについては、これからの結果次第でしょうけど。

※注意:ドバイについては、あくまでも騎手個人としての思いをうかがったもので、陣営の総意ではありません。オーナー、調教師にもそれぞれの考えがあることと思います。この発言をもって、「ドバイに行く」とご判断されないようお願いします。


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