1999年5月26日 園田競馬場
アラ系4歳 ダート2400m


第38回楠賞全日本アラブ優駿


楠賞   ホマレスターライツ   ピカイチ
楠賞

 ようやく楠賞を見ることができた。見たいと思いはじめてからもう何年たつかな。ここ数年は交流レースになったかしわ記念と同日だったから、どうしてもかしわ記念のほうに行ってたし。
 この6月からは兵庫でもサラブレッドのレースがはじまって、11月にはいきなり3歳のグレードレース。となると、どうしても注目がサラブレッドのほうにいって、楠賞が園田でいちばん大きなレースとして注目されるのもこれが最後だろうと。そんなわけで今年はかしわ記念に行かないで、ほとんど無理矢理こっちに来た。

 それにしても、全国的にアラブが縮小してるというのに、今回は岩手、栃木、高崎、笠松、名古屋、福山と、いろんなとこから集まった。ここ数年では珍しいんでないか?
 そのほかに、益田のニホンカイプリウスも出走を表明していて、実は名古屋のブラウンダンディが落とされる予定だったのに、そのブラウンダンディがトライアルの若葉賞で3着に入っちゃったため、しかたなくプリウスのほうが除外されたらしい。残念。

 当然のように菊水賞を圧勝したワシュウジョージが断然の人気。
 ナカトップアスワンが逃げて、ミスターオリビエは相変わらず掛かりぎみに2番手。長距離のスローペースは合わないのではないか。
 ずっと3〜4番手の好位につけていたホマレスターライツが3コーナー手前で仕掛け、直線でミスターオリビエを振り切った。ワシュウジョージも直線で差を詰めたものの、1馬身差でホマレスターライツが粘り切った。

1ホマレスターライツ(宇都宮)鈴木正2.41.94人気
2ワシュウジョージ(兵庫)小牧太1
3ミスターオリビエ(兵庫)岩田康誠2
4ツキノフレンド(兵庫)平松徳彦9
5ドミネーター(福山)嬉勝則8
6ナカトップアスワン(兵庫)谷川真生3/46
7スマノタイテイ(兵庫)松浦政宏5
8モデル(盛岡)菅原勲ハナ10
9タカラフレンド(笠松)安藤光彰クビ3
10カズタカショウグン(高崎)横山克彦11
11ピカイチ(兵庫)米田幸治7
12ブラウンダンディ(名古屋)安部幸夫12

単 1,280複 160、110、150枠複 500馬複 830

 ワシュウジョージは、3コーナーでちょっと前と離されたから、負けたのは展開かとも思ったけれども…
「いやいや、勝った馬が強かったわ」(曾和師)

 ホマレスターライツはこれで15連勝。
 「アラブの本場ですからね、わたしらの手におえないかと思ってたんですけどね、おかげさまで折り合いはつけたもんですから。4コーナーまわって、勝ったなと思ったら3番が来たから、あっ、やられるかなと思ったけど、振り切ってくれましたね。地元を使って、9月の水沢の北日本アラブ優駿を目標に」(中村憲和師)


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