1999年2月7日 帯広競馬場
5歳以上オープン


第31回ばんえい記念


やっぱ、ばんえい記念   シマヅショウリキ   そういう器じゃないんだよ、きっと…
そういう器じゃないんだよ、きっと…

 世界最高収得賞金がかかった引退レースで、それを達成できなかったフクイチとスキップアウェイの写真を並べてみました。

 

 どっちがどっちだか、説明しなくてもわかるよね(笑)。
 フクイチのは、ばんえい記念のパドックから本馬場に向かうところ。スキップアウェイのは、引退レースとなった去年のブリーダーズCの前々日、朝の調教後。

 どっちも世界最高収得賞金、といっても10倍ほど違うけど。
 ばんえい競馬は日本でしかやってないわけだし、だから世界最高収得賞金って言ってもいいでしょ。
 ま、サラブレッドのほうの記録はシガーなんだけれども、すごい円高になったら、ナリタブライアンが世界最高になってしまうかもしれないけれどね。それよりも、今年アブクマポーロがレースを選んで使っていけば、世界最高になってしまうかもしれなかったりするし。

 で、勝てば、キンタローの記録を更新していたフクイチ。
 ちなみにキンタローが引退したのが昭和62年。聞いた話によると、レースの賞金が今よりぜんぜん安かったから、同じ1億円でも、ぜんぜん価値がちがうと。
 キンタローのレースは、もちろん生では見たことないけれど、やっぱりフクイチは、キンタローを越えるほどの器ではなかったってことか・・・。
 スキップアウェイが記録のかかった引退レースで負けちゃったところを3ヶ月前に見てたばっかりだから、フクイチもだめなんじゃないかって、ちょっと思ってたんだ。レース前から。

 器という意味では、そのスキップアウェイもおんなじ。
 たしかに、日本でいえばオグリキャップのようなアイドルなんだけれども、シガーを越えちゃっていいのか?って感じだった。もちろん個人的な思い込みだけれども。
 そういう意味では、キンタローは見たことないけど、シガーはちゃんとドバイで見てたからね。
 スキップアウェイの場合は、フクイチと違って3着になれば記録達成だったにもかかわらず、惨敗。

 どっちの状況もすごく似ていて、これはやっぱり神様かなんかが「キミたちはそんな器ではありません」と、許さなかったんじゃないかと、そんなことを思ってしまったのだよ。

 そういえば、どっちも汚い色の芦毛だってのも同じだし。


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