1999年1月27日 船橋競馬場
サラ5歳以上 ダート1800m


第35回報知グランプリカップ


アローセプテンバーだよ   左海誠二だよ   武豊だもん
アローセプテンバーだよ

 寝坊した。
 朝6時40分頃家に帰って(もちろん仕事)、10時半くらいに起きようと思ってたのに、結局昼まで寝てしまった。
 ちょっといろいろな人にいろいろなことを聞こうと思って、早めに競馬場に行こうと思ってたのに、結局着いたのは、いつもとあんまりかわらないメインレースの1時間ほど前。
 メインの2つ前のレースで、上山の前野幸一が乗ってる人気薄が勝って、単勝6千円台、馬連単は10万円台になった。

 報知グランプリカップは、サプライズパワーとアローセプテンバーの完全な一騎討ちムード。わずかにサプライズが上回ったのは、騎手の差か。
 パドック。サプライズパワーの541キロの立派な馬体がひときわ目立つ。でも、はじめての540キロ台は、ちょっと重過ぎやしないかい。

 レースは、アローセプテンバーが楽に先頭。武豊ナリタキングオーが積極的に3番手で、そのすぐうしろがサプライズパワー。さらにそのすぐうしろに、イシゲヒカリとキタサンシーズン。
 3コーナー手前。ビジョンのカメラが馬群を一旦うしろまで映して、もう一度前に戻ったときは、アローセプテンバーが後続を一気に突き放していた。直線は独走。左海誠二はビジョンを見てうしろとの差を確かめる余裕で、3馬身差の楽勝。重賞3連勝でガッツポーズも板についた。
 重馬場とはいえ、レコードまで0.2秒差は優秀。
 2着争いはサプライズパワーとキタサンシーズンが、4コーナー手前から馬体を併せて後続を置き去りにし、直線びっしり叩き合った。差しつ差されつで…といっても、お酌をしてたわけではない…結局ゴール板ではキタサンシーズンがアタマだけ出ていた。

1アローセプテンバー左海誠二1.49.02人気
2キタサンシーズン佐藤隆3
3サプライズパワー石崎隆之アタマ1
4プレミアムプリンス桑島孝春6
5イシゲヒカリ秋田実1/27
6ドラゴンジェイ張田京1/28
7タヤスウイング柿本政男4
8カネショウゴールド一ノ瀬亨11
9ムテキボーイ前野幸一13
10ハブトオー佐藤祐樹9
11ゲイリーゴールド早田秀治1 1/210
12ベストンスイング野崎武司3/412
13ナリタキングオー武豊5

単 230複 100、180、100枠複 980馬複 900枠単 1,350馬単 1,250

 アローセプテンバーは、浦和のゴールドカップでいきなり強くなったけど、それからは一戦一戦どんどん力をつけてる感じ。
 「胸を借りるつもりで臨んだけど、思ったより楽でした。3コーナーあたりで勝てると思いました。先々はもっと強くなると思うので、楽しみです」(左海)
 「先に行く馬がいなくて、自分のペースで行けたからね。次は(大井の)金盃を予定。使うごとに強くなってるので楽しみにしている」(北川師)

 キタサンシーズンは、下級条件で連勝してるころは注目されてたけど、はじめての重賞、7月の報知オールスターカップではじめての着外。休養明けの特別も着外だったから、これが壁だったか。と、思わせておきながら、年末の埼玉新聞杯を勝った。
 相手が弱かったけど、じつはキタサンシーズンが強くなってたんじゃないのか?

 サアプライズパワーは、大きなタイトルをとってて、その上石崎なだけに、だいたいが人気先行。
 「時計が速かったのもあるけど、気持ち重たかったのかも。3番手くらいにつけてくれっていわれたんだけど、ぜんぜん行けないんだもの」(石崎)


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