地方でのダートグレードレースとしてはめずらしく、ハイペースで縦長の展開。トウショウラッキーが無理矢理行こうとしたけど、中央のシャンハイエースのほうが速かった。結果、さすがにこの2頭はケツ2着を占めた。 結局、実力どおりマイシーズンが勝った。アドマイヤマンボがゴール前だけすごい脚でハナ差まで追い込んで、3コーナーで先頭に立ってしまったシルバーサーベルは3着という、人気どおりの決着。 「あんまりスタートが上手な馬じゃないんでね、位置どりはうしろになるだろうと思ってたんですけど、まあいつもそういう競馬をしてましたから。しまいはぜったい伸びる馬ですからね。ちょっと仕掛けたら反応がよすぎて、ビュンと行っちゃったんですけど。まあ、もうちょっとゆっくりでもよかったかな。ゴールは、ぎりぎりしのいでくれて、助かったという感じですね」(武幸四郎) 「いつも中団よりうしろぐらいから行って、一瞬直線いい脚使うんで、あとは乗り役に任せていました。もう何回も乗ってるから。最後はかわされたかなと思って、ちょっと冷やっとさせられたけど、一緒に見てた橋田先生が、『いや、先生のほうが残ってるから、おめでとうございます』って握手してくれたんです。名古屋のときはちょっと残念なレースだったけど、今日は騎手がうまく乗ってくれました。直線、できたら外からのほうがいいよとは言ってあったくらいで、あとは任せていました。このあとはまだ考えていません。ここ2〜3日の馬の状態を見て、オーナーと相談して決めたいと思います」(鹿戸幸治師)
佐賀から来たシゲノキューティーは、さすがにこういうペースの競馬では勝負にならず(9着)、いまだグレードレースを勝てていないホッカイドウ勢も6着が最高。まあ、オリオンザサンクスも、シンセイライデンも、エフテービルサドも、ワンダーガールもいなくなっちゃったんだから、しょうがないか。 |