1999年6月30日 川崎競馬場
サラ4歳以上 ダート1600m


第36回報知オールスターカップ


 中央でほとんどぜんぜん勝負にならなかったインテリパワーが川崎にきて5連勝。条件戦とはいえ、みごとな復活。
 思えば、ダート変更になってエルコンドルパサーの勝った共同通信杯で単勝をちょっとだけ買ってたのが懐かしい。こんときのインテリパワーには、えびしょーが乗ってたんだね。なんか不思議だ。

 帝王賞では勝負にならないだろうと、アローセプテンバー(写真)が確勝を期してこっちに回ってきた。
 南関東G3程度のレベルでは確実に強いアローセプテンバーと、川崎にきてから重賞初となるインテリパワーとの対決。
 向正面、インテリパワーのすぐ後ろで、アローセプテンバーの手ごたえがちょっとあやしかったけれども、ゴール前では完璧にアローセプテンバーが前に出た。
 左回りでは断然強いレースをする。次はブリーダーズゴールドカップということだけれども、右回りだぞ。

 「馬場が軽かったし、インテリパワーの2番手につけました。ちょっとズルい馬なので、向正面から気合を入れていきました」(左海誠二)

 それにしても、インテリパワー。「アグネスワールドの2着(全日本3歳優駿)」という勲章だけで終ってしまうような気がしないでもない。


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