去年から「ホクトベガメモリアル」の冠がついて、馬主は違うけれどもホクトロビンが勝ったから、今年はホクトオーロラで決まりじゃん。石崎だし。と、思ったけれども、そんな甘いワケにはいかなかった。
武蔵野ステースクで牡馬と対戦して、直線で3着まで追い込んだあの脚は、やっぱりダテではなかった。牝馬相手のここではぜんぜん力が違った。
「内枠だけが心配だったけど、うまく出てくれました。うまくさばいてくれて、3コーナー過ぎからいい位置につけられました。前半ゆっくり行って、終いを生かすようなタイプなので、そのとおりのレースができました。外に出してからはスムーズで、4コーナーでは楽に行ってくれたので、そのままもってくれと思って乗りました。向正面を上がって行くときも楽でしたし、3コーナーも非常にいい感じで流れてくれたんで、これならだいじょぶかなと思って乗っていました。川崎も、ナイターも、はじめてだったんで、ちょっと心配だったんですけど、返し馬したらそんなに気にする素振りも見せなかったんで、まあだいじょうぶかなと。だんだん馬も力をつけて、よくなっています。ほんとに一生懸命走るところがいいんじゃないですか。エンプレス杯の2100も、折り合いがつけばこなせる距離だとは思うんですけど」(蛯名正義) それにしても、2着はアブクマレディーですか。大塚だし、得意の浦和ならどうかとも思ったんだけれども、まさか川崎でも人気薄で逃げきるとはね…。 |