1999年6月10日 旭川競馬場
サラ4歳以上 ダート1000m


第3回北海道スプリントカップGIII


 群馬記念でようやく重賞制覇かと思ったところ、内からスノーエンデバーの出し抜けをくらって悔しい思いをした(騎手はレース後、本気で悔しがってたらしい)ビーマイナカヤマに、ようやく順番がまわってきた。
 激しい先行争いを好位で追走し、4コーナーで完璧に内をすくって抜け出したところで見事に勝負を決めた。
 メイショウヒダカも、あの先行争いから2着に粘ったんだから、期待どおりの好走。

 順番といえば、ホッカイドウ勢にはいつになっても順番が回ってこない。ブリーダーズゴールドカップなんか今年で11回目になろうとしているのに…。
 第1回のホロトウルフは見てないからわからないけど、第6回のササノコバンはほんとに惜しかったなあ。
 惜しかったといえば、2着に粘りそうで、最後の最後でエムアイブランにちょっとだけ差されて3着になったオースミダイナーはもっと惜しかった。残ってれば美味しい馬券だったのに。

 で、勝ったのはビーマイナカヤマだった。
 「前がやりあってくれて、その後を楽に追走できた。直線で内が開いてくれたのもよかった。馬の状態もよかったしね、やっぱりいつも厳しいメンバーとやってたんでね、まあこのメンバーでは負けらんないっていうところもありましたんで、良く走ってくれましたね。これで昨年の雪辱も果たして、馬にとってもハクがついたと思います」(鹿戸雄一)
 「群馬記念のときはちょっと内をすくわれちゃってね。だんだん長いところでも、もつようになってきましたから、先々は長いところでも戦えると思ってるんです。この距離でももちろん適応できるんですが、できれば1400から先を狙いたいなと思うんですよね。このあとは、このまま一旦放牧に出して、札幌のエルムSぐらいからスタートさせようかなと思ってます」(高市師)

 それにしても、高市先生はいつもちゃんと質問に答えてくれて、ほんとにイイ人だなぁ。

 で、話しは戻って順番のこと。
 ホッカイドウ勢に順番がまわってくる可能性がいちばん大きいのがエーデルワイス賞なんだけれども、考えてみれば去年はそのチャンスだったんじゃなかったか。
 まったくの人気薄のエフテービルサドが2着に突っ込んで、あのときはとってもびっくりしたんだけれども、その後中央入りしてからの活躍を見れば当然の結果で、それならばあのとき勝っておいてもよかったんではなかったかなと。


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