2000メートルになってはじめての東京ダービー。以前はこの距離で羽田盃をやっていたかと思うと感慨深い。
とはいうものの、「はじめて」というのは実は正しくなくて、第1回から第12回まではやっぱり2000メートルでやっていたようで、元に戻ったということか。
スタート後ずっと直線が続くとはいえ、15番枠がちょっと心配だったオリオンザサンクスだけれども、すんなりと逃げられた。
縦長の展開で、東京王冠賞1、2着のオペラハットとタイコウレジェンドは中団より後ろのほう。3コーナーで、オリオンザサンクスが後続と差を広げたところで勝負あった。
早めに仕掛けたニイタカブレーブが直線半ばまで、そのまま残っちゃうかと思ったけれど、さすがに足りなかったか。最後はタイコウレジェンドと、オペラハットがちゃんと伸びてきて、上位3頭は順番こそ違うものの人気どおり。この3頭と、それ以下では、ちょっと力の差がありすぎるか。
それにしても、ほかのところに持っていかれたオペラハットを負かして東京ダービーを勝ったのに、赤間先生はあんまり嬉しそうじゃなかったなぁ。
羽田盃を勝ったときに「出川己代造さんは、ぼくらから見てもお父さんみたいなひとだからね。だから、(オペラハットを)喜んで送り出してやったんですよ」(赤間師)と言ってたけれども、ホントのところはどうなんだろうか。
一方の騎手のほうも、いまさらという感じ。「もうだいぶ前のことだから忘れちゃったよ」(早田秀治)。ということで、いつ勝ったんだと思ったけど、一瞬見つけられなかった。昭和56年というから実に18年前、スズユウで東京ダービーを勝ったときは、武井秀治って名前だったのか。
せっかくだから、ちゃんとしたところには書けない、雑談的コメントを…
「キ○ガイみたいに行ってるから、おっぱなしちゃった」。念のため、一応伏せ字(苦)
で、表向きのコメント
「抑えて行こうと思ったんですけどね、けっこう折り合いはついてなかったですね。普通に出て行けば行けると思ってたから、はじめから先頭に行こうと決めて乗っていましたけど。(3コーナーで後ろが離れて)自分は離したくなかったんだけど、勝手に離れていっちゃったから。前走より稽古をきつくして、前回よりは体ができていたんで、行けるとは思ってました。次(ジャパンダートダービー)は、胸を借りるつもりで、と思います」
それにしても、今年もまた2着で、東京ダービーだけはことごとく勝てない的場文男の心境はいかばかりのものだろうか…。
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