「メイセイオペラが出てきてくれないと…」という声もあったけど、ここに出てこられたんではシアンモア記念と同じように、勝負としての興味がなくなる。 そういう意味では、もはやメイセイオペラってのは、地方競馬の中で別格なんではないだろうか。
今回の興味は、新進気鋭(といっても6歳だし、もともと中央2戦0勝だし…)のチェイスチェイスがほんとのところはどんなもんだか、というところ。 「5番手の好位につけられて、ペースが遅かったので、レースは楽に進められました。4コーナーあたりでは、前の馬には勝ったと思いましたが、あとは後ろから来る馬が気になりました。馬がどんどん成長せいているので、これからが楽しみです」(向山牧) 「わたしのところから出走するのはこれがはじめてですが、馬はどんどん良くなってますよね。大きく見せる馬だし。5番手から理想的な流れで、4コーナーで外に出せるかどうかと思ったんですけど、うまく外に出してくれたんでね。帝王賞は、もし繰り上がりになれば、是非とも出走したいところですね」(津野師)
それにしてもエビスヤマト。高崎の開設記念だとか群馬記念だとかを見てると、もっと強そうな気がするけれども、なぜか地元ではあんまり人気にならないし、今回もその人気どおりのレースぶり。
そのエビスヤマトが遠慮してくれたおかげで、どうやらチェイスチェイスが帝王賞に繰り上がったらしい。 亡くなった向山先生は天国から見てくれているのだろうか。
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