賞金は5月4日の八汐賞のほうが上だけれども、メンバー的にはこっちのほうがおもしろくなった。群馬記念に出ていた高崎の有力馬がそろって参戦してきたから。
当然人気は、イヴニングスキー。前日には妹のベラミロードが古馬を相手に2秒の差をつけてぶっちぎったらしい。
結局、楽な競馬をしたイヴニングスキーが後続を振り切った。
「相手はエムジーシューマだけだと思ってたから。ゴール前は差を詰められたけど、いつもあんなもんなんだよね、この馬は。ベラミロードと違ってタフだからね、次は足利記念」(室井師) 「今日はエムジーシューマには勝てないかなと思ってた(笑)。ベラミロードとはまったく正反対だからね。神経は図太いんだけど、テンのスピードがあるわけじゃないし、最後はいつもレースをやめちゃうんだよね。だからゴール前どこまでもたせられるかっていう馬なんだよね」(内田利雄) |