多くの人が「まずこれはいらない」と思ったのが、ギフショウグン、ノーザンキャップ、タカノハハローの3頭。単勝票数もこの3頭だけ3桁で他より極端に少ないんだからしょうがない。 結果的にいちばん格下のタカノハハローが逃げ切ってしまった。いや、逃げ切ったというのはぜんぜん正しくない。差し切って勝ったのはナリタホマレだから。でも、馬券的にはやっぱりタカノハハローに逃げ切られちゃったのである。ハナ差で3着だったゴールドプルーフが、なんとかもうちょっとどうにかならなかったものかと馬券を握り締めた人が多かったに違いない。 去年、サンディチェリーに逃げ切られたのとはだいぶ印象が違う。浜口楠彦だもんなあ。数年前は、けっこう重賞を勝ったりしていたけれども、最近はあんまり聞かない。
しかし、タカノハハローってのは変な名前だ。「ハロー」は、母コンニチワからとったとして、「タカノハ」ってのは何だ? 聞いてみようと思っていたのだけれども、時間がなくって断念。まあ、時間がないってのは言い訳にならんな(自戒)。
ナリタホマレは426キロだとかという馬体で、よくこんなダートのレースを勝てるもんだなと。どっかで壁に当たりそうな気もするけれども、もうダービーグランプリと今回ので、GIとGIIを勝っちゃったから壁もなにもないか。 「オグリキャップという馬の名前のついたレースを勝てて嬉しいですね。この馬に騎乗するのははじめてですが、今まで一緒に何度もレースをしていたので、それほど心配はしていませんでした。最後までバテずによく頑張ってくれたと思います。あまりスタートがよくなかったし、長距離なので前半はゆっくり行こうと思っていました。かなりスローペースだったので、早めに行ったんですけど、そこでペースが上がったみたいですね。いい感じで4コーナーを回ってくれたので、あとはイケるかなと」(武豊) 「こないだ中京を叩いて、状態は上向いていたので楽しみにはしてました。距離は長いですし、道中必ずペースが落ちると思っていましたので、あまり位置取りは気にしていませんでした。4コーナーを回ったときには、これなら行けるんじゃないかと思いました。春の最終目標は帝王賞を使いたいと思っていますので、それまでに一度使うかどうかは、馬の状態を見て考えたいと思います。たいして苦労のない馬なんですけど、ただ小さい体で、58キロを背負ってよく頑張ってくれたなとは思っています。距離は長ければ長いほどいいでしょう。心臓だけで勝負してるような馬ですから」(谷師) |