1999年3月10日 浦和競馬場
サラ4歳 ダート1600m


第37回しらさぎ賞


 以前は東京ダービーが終わって、暑くなりはじめたころにやってたレースで、それなりに意味もあったけれど、この時期になったら大井や船橋のクラシック路線の影に隠れてしまう感じ。
 羽田盃に向けての有力馬は、大井の次開催の準重賞、雲取賞にまわってしまう。ほとんどが、その雲取賞を除外されそうだからこっちに回ってきたという組。しかしまあ、準重賞を除外されそうだから重賞に回ってくるっていうのも、地方競馬らしいというかなんというか……。ま、それが大井の浦和の差でもあるんだけど。
 で、11頭の出走馬中、地元浦和はたった1頭。それよりも、浦和の騎手はひとりも乗ってない。なんちゅうレースだ。

 今年の南関東4歳馬のレベルは、かなりちょっとどうだかという、お寒い感じ。ホッカイドウからの移籍組みが主な重賞を勝っちゃってるような状況だけれども、ここでも勝ったのはホッカイドウ組だった。
 的場文男トサノテイオーがスッと先頭に立って、そのまま逃げ切った。2着は直線で伸びたシンショウフジ。
 「いやー、ダッシュいいよ。出た瞬間、2馬身くらい出てたからね」(的場)

 トサノテイオーは前走京浜盃15着で、シンショウフジの前走はブルーバードカップで、シンセイライデンから1.2秒も離された6着。
 そのほか人気になったのも、京浜盃12着やら、ブルーバードカップで1秒以上差をつけられてた馬たち。
 まあそんなレベルで、これからの4歳戦線をどうこうというレースでもないから、全着順とかは省略。勝ち馬の写真も控え目(笑)。

 トサノテイオーは、このあと中央の根本厩舎に移籍だそうで。


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