今回の川崎記念は、アブクマポーロが無難に勝ってくれれば翌週のNARグランプリの表彰式が、さらに盛り上がるでしょうという程度のレース。もちろん個人的な感覚だけど。
アブクマポーロには申し訳ないが、まだまだフェブラリーSの余韻を引きずったまま。だってそれが人情ってもんでしょ(なんじゃソレ?)。
ということでいちばん楽しみにしてたのが、出川先生にフェブラリーSの感想を聞くことなのだった。
「あっ、ちゃんと見てましたよ。なんか、うれしくなっちゃいましたよね。おめでとうの電報打っちゃいましたよ。マイルならやっぱり強いですよね。(もしポーロが出ていたら)負けただろうとも言えないし、勝っただろうとも言えないし。マイルにはちょっと不安があるからこっち(川崎記念)を使ったわけですから」(出川師)
「うれしくなっちゃいました」のコメントは、ホンモノ。ものすごくイイ顔してたなぁ。
今日はテレビ東京・土曜競馬中継が出川先生の密着取材。わたしが話を聞いてるときも、横には司会の結城未来嬢がぴったり。
「今日はわたし、先生の小判ザメ状態なんですぅ」(結城嬢)
レースは、やっぱりアブクマポーロの圧勝。
ややうしろの9番手を追走。3〜4コーナーで完全に内につつまれて、だいじょぶなのか?と(たぶんほとんどの人が)思ったけど、4コーナーを回った瞬間、脚色の違いは他馬とは歴然。コーナーでつつまれても、直線でバラけるの見越した、石崎の完璧な騎乗。
混戦の2着争いは、中団を追走し内から抜け出たキョウトシチー。3着はよくがんばった名古屋のゴールドプルーフで、期待のナリタホマレは4着、ナナヨーウォリアーは7着。
結果。ダート路線の5歳馬は意外なほどレベルが低く、キョウトシチーが相変わらず自分の力を出して堅実に走った、という感じでしょうかね。
1 | アブクマポーロ(船橋) | 石崎隆之 | 2.16.6 | 1人気 |
2 | キョウトシチー(JRA) | 松永幹夫 | 2 1/2 | 5 |
3 | ゴールドプルーフ(名古屋) | 丸野勝虎 | 1 | 6 |
4 | ナリタホマレ(JRA) | 蛯名正義 | 3/4 | 2 |
5 | パリスナポレオン(JRA) | 武豊 | 1/2 | 4 |
6 | セントリック(大井) | 宮浦正行 | 2 | 9 |
7 | ナナヨーウォリアー(JRA) | 熊澤重文 | 2 | 3 |
8 | テツノセンゴクオー(大井) | 鷹見浩 | 5 | 11 |
9 | グランプリクン(浦和) | 見澤譲治 | 3 | 7 |
10 | ウインドフィールズ(JRA) | 田中剛 | 6 | 8 |
11 | マイネルガーベ(川崎) | 河津裕昭 | 2 | 12 |
12 | コクサイスピード(川崎) | 森下博 | 4 | 10 |
単 110 | 複 100、220、350 | 枠複 750 | 馬複 800 | 枠単 830 | 馬単 810 |
もう今さら聞くこともないんだけど、いちおうコメントなどを。
「プラス2キロでしたけど、中間よくやってましたから。大賞典のときよりイイと思いました。ものすごく丈夫な馬で、ほんとにスゴイですよね。今年も、ダイオライト記念(船橋)→マイルグランプリ(大井)→帝王賞(大井)というパターンです。その間に使えるレースがあったら使うかもしれないですけど。メイセイとやるまでは負けないでいたいですよね。帝王賞だけじゃ申し訳ないから、南部杯も(笑)。ドバイには、行きたかったし、行きたくなかったし、ポーロが2頭いればいいんですがね(笑)」(出川師)
反転勝負服どうしのツーショット。アブクマポーロが6枠だったら完璧だったんだけど・・・。
うしろはもちろん武豊パリスナポレオン。
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