1999年1月2日 大井競馬場
サラ4歳以上 ダート1400m


第9回東京シティ盃


 しかし、毎年このレースのたびに思ってるような気がするけど、この時期にもう「4歳以上」っていう条件なんだね、このレースは。かと思えば、グランドチャンピオン2000なんか10月末なのに「5歳以上」って条件だし。
 ま、たしかヨーロッパでは秋の時点で「3歳以上」っていう短距離の重賞をやってたような気がするから、この時期に4歳以上ってレースをやっててもいいか。何がいいんだかよくわからんが。

 去年は不覚にもセントリックにちょっとだけ差されてしまったカガヤキローマン。今回は大外16番枠なだけに、森下博はスタートからムチを入れて、無理矢理という感じで先頭。
 2〜3番手を追走したキャニオンロマンが、直線入口で並びかけ、直線は一騎討ちかとワクワクしたが、なんのことはない。カガヤキローマン(写真)が楽に突き放し、貫禄の楽勝だった。
 プラス7キロは気になったけれども、ダート短距離王は7歳になっても健在である。

 「今日は躊躇しないで行った。4コーナーまわったときに余裕があったので、だいじょぶかなと。ゴール前で後ろから来る馬が気になったけど、余裕があったからね」(森下)
 次の目標は、新設のフロンティアスプリント盃(3/22・大井)だそうな。間隔が開くので、それまでに何か使えるところがあれば使うと。

 人気薄で2着に突っ込んだビッグファイターはいいとして、それよりも次回の注目は3着のナショナルスパイね。中央900万から大井に来て、A3を2戦してともに2桁着順。ところが前走A3以下準重賞のハンデ戦で56キロを背負いながら1着。距離は短いほうがよさそう。

1カガヤキローマン森下博1.25.91人気
2ビッグファイター的場文男2 1/29
3ナショナルスパイ早田秀治6
4キャニオンロマン佐々木竹見1 1/22
5キクノウイン佐藤隆1/23
6リンドダルタニアン内田博幸クビ4
7ミナミノシェーバー白田日出夫3/48
8ゲイリーゴールド石崎隆之11
9タイセイリーフ金子正彦クビ7
10ホウザンブレーブ宮浦正行1 1/215
11コーヒーブレイク郷間隆1/214
12ワールドイーグル脇本一幸13
13エスケイバトラー桑島孝春16
14クリオネー佐宗応和12
15ダイワリズム鷹見浩クビ10
16ヒカリルーファス張田京大差5

単 210複 150、1,150、320枠複 640馬複 6,020枠単 1,080馬単 7,280

 今回はそのほかに注目馬が何頭か。

 東京大賞典10着で復活が期待されるキャニオンロマンは、好位追走から直線入口でカガヤキローマンに並びかけ、一騎討ちかと期待させたが、ゴール前は伸びず。今一歩といったデキ。

 ヒカリルーファスは先行もできず。中団から、3コーナー手前ではズルズルと遅れる始末。ゴールは完全に歩いたかと思ったら、かなりの鼻出血だったらしい。30日間は出走できないけど、さて、その後復活はできるんでしょうか。

 キクノウインは、例によってパドックでは乗らず。本馬場入場直前の騎乗。馬のデキもあまりよく見えず、後方から追い上げて、なんとか5着。全盛時の力に戻れるんでしょうかね。

 個人的に気になったてたのがリンドダルタニアン。前走A3以下の準重賞で2着以下を8馬身ぶっちぎってた。が、ここではさすがにスピードが足りず、中団追走のまま見せ場をつくれず6着だった。


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