市丸博司のPC競馬ニュース ASADA
 第427回 2014.2.21

ミスをしても勝てるのが競馬だが

 先週の東京新聞杯は、人気のない関東馬を「アタマで」買ってもおもしろいとかなんとか書いたが、結果はなんとまあその通りに8番人気のホエールキャプチャが優勝。それで当方の当たった馬券が単勝や馬単、3連単ではなく、どういうわけか「3連複」とはなにをやっているのだ、という話なのだが、これが当たらなければボロ負けだったはずなので良しとしよう。
 一方、クイーンCのほうはさすがに1頭の関西馬・シュヴァリエというわけにはいかず(それでも大きな差はない10着にはきた)、こちらは大挙出走の関東馬、それも人気馬同士の決着となった。しかしこのクイーンC、上位人気馬3頭のレース運びを見ると、外をまわったとはいえ、3頭の中ではもっとも無難に進めていたように見えたデルフィーノが14着大敗。勝ったのは掛かったフォーエバーモア、そして2着は出遅れたマジックタイムと、序盤は少なくとも完璧とは言い難いレース運びだった2頭が1、2着を占めたのだった。

 そのミスを冬季五輪に置き換えるとどの程度なのか、というのも難しいが、フィギュアスケートならショートプログラムでちっょとやらかしてしまった状態。バイアスロンなら序盤に1発外しましたとか、複合ならジャンプで失敗したけれど脚力はあります、というあたりだろうか。スキー/スノーボードクロスで前半ちょっと尻餅をついた、ボブスレーでスタートタイムがイマイチだった、とかでも良いかもしれない。なんにしても、大きなミスをしなければ「取り返し」は効くものだ。
 その一方で、たとえば日本時間の早朝に行われていたスキーのハーフパイプ。まあ、これもちょっとしたミスなら取り返せるのだろうが、どちらかといえば、たとえ1本大きなミスをしても、もう1本でバッチリ決めればそれで良し、という印象が強い。同じ2本滑る競技でも、回転、あるいは昨日のパラレル大回転など、1本ミスすると2本目まで響く競技もある。
 とまあ、競技によっていろいろとあるもので、そもそも競馬の春のクラシック路線など、ワールドカップ(大会ではなくシリーズ的な)の年間総合王者を目指すような戦い……、いや、権利さえ取れれば、究極的には最終戦とその前だけ勝てばいいのだからこれも少し違うか。むしろ今の時期はオリンピック出場を目指す最終予選にかかったあたり、ということになるだろうか。なんにしても、競馬と比較するのはちょっと無理があるだろうか。

 一方、我々馬券を買う側として。これも当然、目の前のレースを確実に当てていきたい一方で、多かれ少なかれ失敗を重ねつつも年間トータルでプラスになれば良し、という考え方もあり、一概には言い難い。ただ、ベストの展開は毎日プラス、1日の中でも朝からプラス収支で余裕を持って馬券を買える展開だろう。よく前半・後半に分けられるスポーツなどでは「3位と絶好の位置につけました」などと言われるが(これも絶好なのかどうか)、少なくとも馬券にかぎっては常に1位(=大幅プラス)であるに越したことはない。
 そんなことを考えると、そもそも各レースでも、「3番手という絶好の位置」ではなく、もっと正確に「3角先頭」の馬を当てられないものだろうか。みなさんご存じのように、中央競馬は「前走で逃げた馬」ではなく、「今回逃げる馬」が正確にわかれば、だいたい馬券でプラスに持って行けるものである。クイーンCのようにロスがあろうと勝つ馬、2着になる馬もいるとはいえ、しっかりスタートを決めて、折り合ってスムーズにハナを切る馬が毎度わかれば、これほど楽なことはない。また、なにがしかの理屈で想像できそうな逃げ馬にかぎってしまうと、それはそれで回収率100%を越えなくなってしまうもの。どこかに、スタートをミスなく決めて逃げる馬を高確率で見つけ出し、回収率100%超を記録できる予想理論は転がっていないものだろうか。いや、まあ、そんな簡単に金メダル(=プラス収支)は取れないものではあるのだが。

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Gおやせら